1/80 鉄道模型レイアウト

コンセプトは、昭和40年代の国鉄非電化幹線の風景です。

 大畑線キハ85動態保存会では、静態保存しているキハ85-3(キハ22-151)の利用価値を高めるために、会員で試行錯誤をしてきました。そこで、車内に鉄道模型のレイアウトを作ってはどうか?という提案があり、早速。 作成にとりかかりました。
しかしながら、前代未聞の大きさと車内にレイアウトを作るという企画は、思ったほど簡単ではなく、たいへんな作業となりました。また、会員の多くが首都圏に在住しており、暇と時間が必要なレイアウト作成に困難を極めました。
なるべく現地での時間を無駄に使わないために、「建造物・配線等自宅でできるものはすべて自宅で作り、現地に送って作成するという手法をとりました。2004年秋から作成開始し、2005年7月17日に開通いたしました。
コンセプトは、昭和40年代の国鉄非電化幹線の風景です。
「汽笛が聞こえてくるようなレイアウト」を目指し、関西本線「中在家信号所」、伯備線「布原信号所付近の鉄橋」、渓谷を渡る「鉄橋」 国鉄の代表的な古き木造建築を主体とした駅の表現です。1/3の残りは、まだ完成しておりませんが、線路のみ敷設しております。
この区間がどういう内容になるかは秘密です。レイアウトは、月刊鉄道模型趣味でのレイアウトコンペ入選経験者等で作成しました。
何処にでもあるような、線路だけを引いた多くの列車がガンガンエンドレスを廻るようなことを一切カットし、どこからみても鉄道風景らしい沿線を表現するように配慮しました。そのために、17m×2.6mという模型にとっては広大な面積を持ちながら単線区間でのみとして、 風景を主体とした構図としています。皆様がごらんいただければわかると思いますが、一つのシーンも過去の鉄道風景が模型化したと思う内容と なっています。
 また、音の表現にも気を使っております。フレキシブル線路を使用すると、実際の線路の継ぎ目と継ぎ目の間隔が長くなり、 実感的な音がしません。そのために、実際の線路と同じ長さをスケールダウンしてわざと線路の継ぎ目(傷を入れた)を入れ、ガタンゴトンという音が出るようにしてあります。また、鉄橋も全て金属で作り少しでも鉄橋が渡る際の音が実際の音に近いように配慮しました。
 
このレイアウトを見る際は、キハ22のボックスシートの上に線路をしいているために通路から立って見ることになります。そのために大人の目線が丁度列車の走る目線と重なり、更なる音と実物に近い列車の走行を楽しむことができます。

 過去の鉄道風景には、欠かせなかった、ハエタタキと呼ばれる電柱もすべて真鍮で自作し、碍子の一つ一つすべて丹念に接着しています。 線路際のアクセサリーも、丹念に作り、鉄道風景の脇役として演じております。
2011年1月現在、残りの区間の工事と外周を回る線路工事を行っております。若干工事中でお見苦しいところがございますが レイアウト見学をご希望される方が多くいらっいますので、今年度から毎運転会に公開いたします。


渓谷の風光明媚な場所を渡る急行型気動車


 


伯備線「布原-新見」間の風景がプロトタイプ


国鉄の代表的な木造駅舎


関西本線「中在家信号所」